[Ruby]第二回 Ruby技術者認定試験合格者ミーティングに参加してきた
第二回Ruby技術者認定試験合格者ミーティング
Ruby認定試験(http://www.ruby.or.jp/ja/certification/examination/)のgold、もしくはsilverに合格した人向けのミーティング。主に、事前に質問を集めてMatzと前田さんがそれに回答するというスタイルで進みました。
参加者が10人ちょっとということもあり、全員の質問に丁寧に答えていただきました。
以下は印象に残ったもの
子供向けの教育に力はいれているか?
- 子供用に(ブラウザ上の?)ブロックを使ってプログラミングする方法がある
- キーボードの使い方すらわからない子供でも大丈夫
最近のRubyの動向
- Railsがそろそろ限界じゃないかという声が結構上がっている
- 小さいサービスを開発するのに向いてないんじゃないか?
- sinatra(http://www.sinatrarb.com/)みたいな小さいフレームワークのほうが向いている場合が多いかも
- Volt([http//voltframework.com/])という、フロントもバックエンドもRubyでかけるフレームワークが今あついと思っています
- RailsもGrapeというAPI作成用の機能を出しています
- JRuby
- JRubyはコンパイルしてしまえばJavaのファイルになるので、Rubyのインストールが会社的に許されない場合でも使えます
- 既にコンポーネントの主要部分がJavaで書かれている場合などに親和性がある
(Treasure DataのEmbulkなどEmbulk — Embulk 0.6 documentation) - 静的なチェックを入れたい..という気持ちはあるんだけどまだあんまり進んでいませんとのこと
嫌いな言語は?
- デザインに愛のない言語は好きじゃないですね
おすすめのRuby本
- たのしいRuby
- はじめてのRuby
- メタプログラミングRuby
- もうすぐ改訂版の日本語版が出るそうです
- Understanding Computing
- 日々の業務には役に立ちませんよとのこと
- あと、名前忘れちゃったけど、オライリーからクリスパインって人が書いたプログラミングに関する本がいいらしいです
優秀な開発者とは
- 自分で学ぶことが出来る
- 自分で解決することが出来る
- 意外とこれを出来ない人が多い
mruby
- 日本は大量生産を前提にした組み込みシステムが多い
- 試作品とか小ロットを想定していた
- mrubyが動くように家電製品にすると、メモリとかの問題でコストが高くなってしまう
スタートアップ以外でのRubyへの期待
- Web以外ではShefとかpuppetみたいなインフラ系でDSLとして使う用途が増えている
- 科学計算系も頑張っていきたい
Ruby assosiationに来るRubyエンジニア紹介してって依頼はどう捌いているのか
- 現在は断っているが、進めていきたい
プラチナの方針とかはもう既にありますか?
- ない
- 難易度あげてもゴールド以上はただのクイズみたいになってしまう
- 言語デザインとか重視にしたいけど、もはやRubyじゃなくなってしまう
- (面接有りとかも考えたけど、Expandしないよね)
この後にRubyビジネスセミナーというものもあったんですが、それについてはまた後日書きます。。