AVProVideoでOculus Rift用の360動画アプリを作成する
以前GearVR用の360動画アプリの作成方法を載せましたが、今回はOculus Rift用の開発方法を書きたいと思います
portaltan.hatenablog.com
使用ツール
AVProVideo
GearVRではEasyMovieTextureを利用しましたが、RiftではAVProVideoを利用します。
AVProVideoは色々種類がありますが、とりあえずお試しとしては全プラットフォーム対象の無料版があるので、そちらを利用するとよいかと思われます
portaltan.hatenablog.com
UnityにはデフォルトでMovieTextureという動画再生の機能がありますが、こちらは再生できる解像度が低いです。
(一応こちらがMovieTextureの使い方です)
portaltan.hatenablog.com
開発方法
1. Oculus Utilityのimport
まずはいつも通りOculusが提供しているUnity用のUtilityをimportします
Developers — Build The Future | Oculus
2. AVProVideoのImport
次にAVProVideoのimportをします。
(今回はトライアル版を利用します)
http://renderheads.com/product/avpro-video/
3. OVRCameraRigと360SphereVideoのPrefabの配置
まずはOVRCameraRigを配置し、次に360SphereVideoというPrefabも同様にHierarchyにD&Dで配置します
(不要なMainCameraとLightは削除しました)
4. 動画の取り込み
再生したい動画ファイルをAssets/StreamingAssetsの下に配置します。
(今回はAVProVideoをimportするとデフォルトでついてくるSampleSphere.mp4を利用します)
5. 動画の指定
次に取り込んだ動画を再生対象として指定します
- 360SphereVideoの子オブジェクトのAVPro Video Media playerオブジェクトのInspectorを開きます。
- Media Player(Script)の緑色のボタン(BROWSE)を選択します
- 動画を選択するウィンドウが開くので再生したい動画を選択します
6. 確認
以上で設定は完了です。Editorの再生ボタンを押して実際に再生されることを確認しましょう